人をつつくことはあっても、なかなかつつかれることはない私。
でも、昨夜はなぜかつつかれるポジションに。
同僚女子のみなさんにすっかりハダカにされてしまった。
人とのつきあい—恋愛に限らず人間関係すべてに言えることかもしれないけれど、今の私に必要なことはこれだということだそう。
「がんばらない」
「素になれ」
「いちいち考えるな」
確かにいつからか、私は自分の原型が自身でも分からなくなるほど、
幾重にも厚いマスクをかぶってしまっていることを自覚している。
理想ばかりをかかげて、自分をこれっぽちも認めてあげることもできなくて。
守るべきものの重さを自分でもっと重く仕立てあげて、
勝手につぶれそうになって。
端からみたら滑稽。
だけれど、何年も時間をかけてできあがってしまった自分の性分、そう簡単にはチェンジできない。
そんな、無駄に責任感や空腹感に押しつぶされそうな私に向けられた同僚のことば。
だったらいちいち考えないで、目の前のやりたいことを思うままにやればいい。
やるだけやって、落ちるだけ落ちて、すさむだけすさんで、
いよいよ溺れそうになったら、水面にぷはっと顔出すしかなくなるから。
そうしたら、自分が見えてくる。
手元に残る本当に大切なものも見えてくる。
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他人のことでもらい泣きすることはあっても、
いつのまにか自分のことで涙を流すことがなくなった私。
だけど、色々なものを脱ぎ
本当にハダカになれる日が来たら。
いつか自分のために泣くことができるのかもしれない。
本当に面倒くさい人間だと思う、私って(笑)