ずっと考えていた。
自分が追い求めているもの、潜在的に表現したいと感じているもの、
私は何を表現したくて筆をもつのか?
アーティストステートメントやコンセプトにまとめたつもりだけれど、
どうしてもことばの表現が複雑になりすぎて、伝わらない。
毎日毎日日常でずっと考えていた。
そして、やっとシンプルに言葉にすることができた。
私がキャンバスをとおして表現したいものとは、
「人間の内面に在る宇宙」
宇宙。
未知で限りないイメージで、とてもいいひびき。
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解説は何となくしたくないけれど、
一応そのこころを解説。
人間が個々にもつ「内面に在る宇宙」
それを表現する要素として、
わたし古河原泉の場合は、
・女性
・空気
・色面
これを利用している。
つまり私は女性の美しさを描きたいわけではない。(美しさは結果)
人間の内面に存在する宇宙を表現するすべのひとつがたまたま女性であり、
彼女から表面にしみ出る物ものが創り出す空気であり、
...1枚の二次元の色面となる。
人間の内面。
これほど千差万別で計り知れなくて広がり続けるものはない。
魅力的すぎるしおもしろすぎる。
しかも!
時間を重ねる中で視点も物差しも価値の対象も変化が止むことがないから、
追求しても追求してももしかしたら永遠にゴールはないのかもしれない。
このところ自分の軸を見失っていました。
絵が、描けなかった。
でも今日、こうしてことばでひとつクリアにできたので、
....少し安堵しています。