設計やビジュアルデザインの仕事。
ライフワークである絵描き。
その他プライベートもろもろ。
1日24時間が短くて仕方がない。
どんなに走っても24時間の終わりに、自分のやりたいことが追いつかない。
がむしゃらに進む今、それでもなぜか健康はキープしている。
よく人に「がんばりすぎ」と言われる。
もっと肩の力をぬければいいのだろうけれど。
そんなとき、インターネットで坂本龍一氏のあることばに行き着く。
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あのころは、1日16時間くらい仕事しても全然平気でした。僕をマネジメントしてる人たちが体調崩してバタバタ倒れていく中で、僕だけが馬並みの体力で、事務所の人が「あいつにトリカブトを飲ませて、カラダを弱らせろ」って言ってたくらい。
自分のことしかなかった。でも30代はそれでもいいんじゃない。いずれできなくなる日が来るから。
【ラストエンペラーでアカデミー作曲賞を受賞した頃についての坂本氏トークより】
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最後の「いずれできなくなる日が来るから」
本当にそう思う。
今無理しているように見えても、健康を害すことなくつづけることができているということは、「“今”ができるとき」なんだと思うんです。
今しかない、という切羽詰まったイメージよりは、「“今”ができるとき」。
だから、モチベーションがあって健康もキープできていたら、今はこの衝動や欲に素直にしたがい行動していいのかなと。
もちろん、そのために周囲を振り回してしまったり多大な協力をいただいたりしています。
いつか返さなければならない恩を、返しきれないほどもらってばかり。
その感謝は絶対に忘れない。
早朝のアトリエ。
癒されるばかりでない、
心をかき立てられたり、時に迷走の空間を強いられそうな坂本龍一氏の奏でる音楽を聴きながら、今朝もペインティングオイルの香りこもるこの部屋に身をおきます。
“今”ができるとき
だから。