今回はお酒のラベルに載せる人魚イラストを描きました。
題して「人魚が愛した果実のお酒」
秘めた海に住む人魚たちが愛してやまない果実を使った甘酸っぱいお酒10種。
以前、店内のウォールペイントをさせていただいた日本酒専門店の海琳堂さまから、10種類のフルーツのお酒を新商品としてつくるから、ラベルデザインして!というところからはじまった企画でした。
単にフルーツをそのままラベルにデザインするのもつまらないので..
せっかくだから壁画にもなっている、海琳堂さんの顔である「8th ocean(8つめの海)の人魚」をストーリーにからめたい、という提案を。
私が個人的に人魚イラスト描きたい欲があったのもあるのですが(笑
そういうわけで、普段は油彩や水彩で女性画を描いている画家的日々だけれど、今回はイラストで世界をつくります。
Webデザインでもロゴデザインでもパッケージデザインでも、コピーライティングでも、とにかく私は「白紙と鉛筆」。
頭にもやっとわいたものを片っ端からぐちゃぐちゃと書く。
ラフ画や文字だけでなくただの線だったりもする。
頭にわいた音をとにかく紙におとす。
だってそうじゃないと、もやっとしたまま頭の中でどんどん消えちゃうから。
夜中ふと目が覚めて浮かんだらとりあえず書いておく、車運転していて浮かんだら、とりあえず車をとめて書く。
今回のイラストにしてもしかり。
ここには載せないけれど前段のぐちゃぐちゃ書きを経て、ようやく↓具体的なラフを描く。
こうして描いていると実感するけれど、漫画家さん、本当に尊敬します。
どれだけ人物デッサン勉強しているんだろうな、と。
特に手足は、デッサンの稚拙さが出てしまいやすいポイントだけれど、世の漫画家さんのそれを見ていると本当に目を見張るものがあります。人物画家だなんて恥ずかしくて名乗れないほどに。
ある画家さんが、「マンガなんてくだらない」とバカにしたりするのを耳にしたことがあるけれど、とんでもないです。
私も、今回これを手がけるにあたり、実際にモデルさんにポーズをとってもらって研究しました。
しかも今回のストーリー上の人魚は、
大人でも子どもでもない、ちょっと非現実的な生物という位置付けにしたかった。
変な色気は必要ない。
だからといってポップすぎはNG。
体系は子どもにも見えるのに、どこか妖艶さがただよっていて、かわいくもあり、だけど...見方によってはむしろ怖いような、そんな魅力をまとうキャラクターを追求。
人魚ってそんな印象ありませんか?^^
...ということで、今回協力してもらったモデルさんは、実は中学生一歩手前の、お酒のおの字も知らない女子。
(対象がお酒なのにごめんなさい。試飲はしてもらっていませんから!)
紙にペンで線画をアナログに仕上げて、彩色はデジタルです。
仕上がりがこちら。
各イラストは、海琳堂さんの商品紹介ページでもひとつひとつご覧いただけます。
★8th Ocean 人魚が愛した果実のお酒(高果汁リキュール)
商品が出来上がって、私も試飲させていただきましたが、甘酸っぱい人魚味です(どんな味;)
Amazonでお買い求めいただけるのでぜひお試しくださいね^^
※冒頭で10種と書きましたが、今は9種販売中、残り1種は開発中だそうです。
===================
<この商品について>
8th Ocean 人魚が愛した果実のお酒(高果汁リキュール)
全9種 各500ml/1,200円(税別)
★商品についてくわしくはこちら
★ご購入はこちら(Amazon)
★商品のお問い合わせはこちら
===================